英検一級の一次試験に合格すると、次は二次試験のスピーキングです。
だいたいの流れは;
① 「May I come in?」と一応言って、「Yes」と言われたら、面接室に入る。
② すこし世間話をする。
③ トピックカードを受け取り、その中から一つ自分のスピーチ課題を1分間で選ぶ。
④ 「始めてください」といわれたらスピーチを2分間で行う。
⑤ 残り、4分間で面接官の質問に答える。3~4回質問がある。
⑥ 終わったらトピックカードを返して退室する。
つまらずに英語を話し続けて、会話が成立していれば、ほぼ合格となるでしょう。
私は、毎回、一次試験が終わると、一次の合否が分かるまでの2週間を二次の対策に充てていました。
なので、何度も一次を受験した後に、一次が合格となったときには、既にいくらか二次の対策が進んでいる状態でした。
二次はまさか一発で合格すると思っていなかったので、二次の当日はまずは全力で受けるけれども、結果を分析して対策することに徹し、2回目の受験を本命として合格を取りに行こうと考えていました。
何度も二次を受験して、いろいろ分析している人と比べると情報が薄いかもしれませんが、私が二次で実行した対策を以下にシェアさせて頂きます。
1.最終的に30トピックをスピーチ暗唱できるよう目指す
私は結果的に1発で合格してしまったので、5トピックぐらいしか練習していませんでした。
それでも、2回目の受験を本命と考えていたので、30トピックを覚えるべく準備はしていました。
基本的な考え方としては、覚えたトピックそのものが来ることに賭けている訳ではなく、30トピックも覚えたなら、何がきても、それらの表現を使って、言い表せるようになるのでは、ということを狙っています。
2.二次のスピーチは英検準一級の英作文そのままの構成でOK
つまり、これです↓
I agree with the idea that トピックそのまま肯定もしくは否定形, and I have two reasons to support my opinion.
The first reason is that, 理由、理由のまた理由、実例など
The second reason is that, 理由、理由のまた理由、実例など
For these reasons, I believe that トピックそのまま肯定もしくは否定形
理由については2つでOKです。
余計な言い回しの装飾は不要です。
英作文でもそうですが、スピーキングは話す中身に厚みを持たせることに集中しましょう。
3.スピーチに英検準一級レベルの関連単語を入れる。
思いつかなければ必須ではありませんが、平易な単語だけでなく、トピックに関連した専門単語を入れると、印象がよくなります。
4.質問に答えるための対策をする。
かつて、2分間のスピーチがつっかえずに話せれば合格するという時代があったようです。しかしながら、現在は、最初のスピーチよりもその後の質疑に重点が移っているようです。
その場でアドリブで会話が成立しないと合格できないということです。
スピーチ対策だけではなく、その後の質疑で、どんなことを聞かれても使える自分なりの汎用的の表現をおさえておくと良いでしょう。
5.オンライン英会話を受講しておく
オンライン英会話サービスがたくさんありますので、まずは、各社の無料トライアルを申し込みましょう。1か月契約して二次試験が終わったら解約するなり、続けるなりすればよいです。
二次試験直前は特に、英語脳を開いておくために英会話に慣れておく必要があります。
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