英作文とスピーチの「支配的な物語」とは

スピーキング

英検の学習を始めた人は気づいていると思いますが、英検の問題全般に英検の英作文やスピーチでは「支配的な物語」に沿わなければ点数が得られないという実態があります。いわゆる左翼的価値観であり、最近よく聞くSDGSです。

この「支配的な物語」についてはオーパス英語学院さんのユーチューブ解説がためになりますので参考まで。(ちなみにコメントを入れているRichtigさんは私です。)

主張が合っている人は問題ないですが、そうでなければ精神的結構苦痛を伴います。

英検一級の勉強を始めた時、購入したエッセイやスピーチの例文本の内容が左派が過ぎて、同意が難しいものばかりで、そのまま例文を暗記しようと思っていたのに、受け入れ難く、がっかりしたものです。

それでも、なんとか一部の左派的なものを肯定しつつ、納得できる英語を用意しなければならず、時間がとても掛かって苦労しました。 

英検一級を合格した時のスピーチのお題は「太陽光発電に助成すべきか」でしたが、あえて否定の立場をとりました。

① 太陽光発電は製造段階でコストが掛かり過ぎる

② まだ100年は石油は採れる。 100年掛けてもっと効率の良い有望な再生可能エネルギー見つけるべき。それまで石油を使う方が良い。

としました。 

当然のように、太陽光発電を称賛する意見を聞きたい外人の面接官が、ムキになり、矢継ぎ早に質問をぶつけてきました。

それでもなんとか持論で跳ね返し続けました。

最後に「石油をめぐって世界中が争いをした歴史があるが、それをどう思うか?」と難しめの質問をされた瞬間、時間切れとなり解放されました。

外人面接官の最後まで納得のいかない顔が忘れられません。

中途半端に支配的な物語に沿っていないと

→ 言っていることがおかしい

→ 英語の質問をそもそも理解していないのでは?

と受け取られ、減点されかねないので相当リスクはあります。

それでも合格にしてくれたのでよかったです。

同意されなくとも英語で議論ができたのでちゃんと採点してくれたのだと思います。

いずれにしても、「支配的な物語」は意識しつつも、自身の考えを貫いた方が良いと思います。

なぜなら、考えが自分のものでないと、浅くなり、面接官の4分間の質問中にボロがでて、たちまち答えに窮してしまうので。

 

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